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商品説明


武田信玄とその正室三条夫人。
彼ら夫婦と言えば真っ先に彼らの息子武田義信の起こした「義信事件」ばかりが連想される。
そして彼ら夫婦の関係まで、まるでこの義信の起こした事件がその全てを物語るかのような扱いをされ、否定的に捉えられがちである。
そして改めて彼らの夫婦関係について注目される事もほとんどない。
だが実際には彼ら夫婦の結婚は「甲府五山」の存在を代表として、学問・文化・仏教、政治・軍事など信玄にとって多方面の収穫をもたらしたものであった。
また、三条夫人との結婚が武田信玄が戦国武将として大きく飛躍する強力な土台ともなった事も明らかである。
実際には信玄と三条夫人の結婚は多くの収穫があり、多くの注目すべき重要な意味が存在したのである。

現在の彼ら夫婦に対する一方的な否定的な見方に反論を試み、彼ら夫婦の関係及び信玄正室三条夫人に対する正当な評価を試みる内容である。

目次

第一章 管領細川晴元と正室の三条公頼長女で三条夫人の姉の細川晴元正室

第二章 如春尼と本願寺の宗主顕如の結婚

第三章 大寧寺の変による三条夫人の父三条公頼の殺害

第四章 武田信玄と三条夫人の子供達

第五章 義信事件の原因

第六章 武田信玄と正室三条夫人の夫婦最後の日々

第七章 問題の根本は「甲陽軍鑑」の武田信玄神格化により、実際よりも格上げされた諏訪御料人と勝頼、逆に格下げされた三条夫人と義信


著者名


篝佐代

書籍情報


製本サイズ:A5
ページ数:230
表紙加工:カラー
本文カラー:カラー
綴じ方:無線綴じ