☆ ほんとうのこと、または、でたらめの書

¥1,498(税込)

商品説明


【「均衡世界」シリーズ2】

この本は「大きな樫の樹の下に」という拙作ファンタジーに登場する占いの本です。
実体は「易の本」です。
この本単独でご利用いただけます。
読む本ではなく使う本です。

作中人物(シンダイ教授)の口を借りて、使い方も説明してあります。
全部で270ページくらいありますが、読み物としては「使い方」を含めて最初の60ページくらいで、残りは六十四卦のリファレンスです。
ちなみに「読み物」の部分はすべて立ち読み版でお読みになることができます。

ファンタジーというかたちをとることで、伝統や実占における慣習的なしきたり・解釈にとらわれることなく自由に書くことができました。

もし実占家の先生が見たら、眉をひそめられるような部分や、コノヤローはもう一回ちゃんと易を勉強したほうがよさそうだな、と思われてしまうような部分も多々あることかと思います。とはいえ「自由に書く」一方、実際に使ってもらうことを考慮していますので、伝統(原典)からはそう極端には逸脱していないと思います。

本の中で作中人物のシンダイ教授も述べていますが、もしご興味があれば、是非とも原典にあたっていただければと思います。幸い私たちの世界ではシンダイ教授がいる世界ほど原典(易経)は高額でもなければ入手しづらくもありません。

あと、おそらくひっかかるであろう点は「エーテル」という言葉が頻出することです。

スピ系一般で言うところの物質体の鋳型またはラッパー(wrapper)としてのエーテル体の「エーテル」とは別もので、そういったものも「すべて」ふくんだ、ありとあらゆる存在の基材・基底といった意味合いで用いています。

物質以前の原物質のようなものでもあり、そういう側面からすれば「気」に近いのかもしれません。
「大きな樫の樹の下に」ではエーテル・ラジオというものも出てきますので、電波のように思えるかもしません。その側面からいえば、エーテルは「光」であり、「光」はすべての基盤です。
エーテルそのものについては作中でも明確な説明はありません。そしておそらく説明もできません。そんなことからすれば「タオ」「ひとつのもの」のようなものなのかもしれません。

先にも書きましたが、この本は「大きな樫の樹の下に」のいわゆる「続編」ではありません。物語の続きは現実でこの本を使うことによって読者様自身に紡いでいただくもの……そんなつもりで書きました。
人生RPGです。
サイコロふってよい旅を。
それでは道中、お気をつけて。

著者名


白橋 升

販売者


遊星出版

関連URL


http://athome.la.coocan.jp/

書籍情報


製本サイズ:A6
ページ数:272
表紙加工:モノクロ
本文カラー:モノクロ
綴じ方:無線綴じ