作成者:サラ

わたし達は絶えず頭で何か考えが動いており、その頭(を通して動いているマインド)の声に常に意識を向けている為、頭から聞こえてくる声が全てで、身体や内臓などの部位は、まるで部品のように、まるで意識なんか持たない、無機質なもののようにしか思ってこなかったと思います。そのような意識の状態では、「身体」や内側の何か感動した時にジーンと感じる部分、「心」に意識が向くはずがないのです。  でも、あなたが馴染んでしまっている「マインド」が、あなたそのものとしての「あなた自身、魂としての存在」をたとえ忘れて遠ざけてしまっているとしても、あなたは常に魂と共にあり、より魂に近い存在である「身体や心」は、いつもあなたを見守っていて、あなたの意思を尊重し、あなたと共にいろんな体験をし、あなたを待っているのです。あなたが静かに耳を傾ける、その時を!  身体と心は知っています。いくらこちらが前もって何かを働きかけても、それを体験してみたいあなたを止めることなどできない事。そもそも、ものや事に良い悪いを判断しないので、それはそれとして受け止めてくれるのです。それって母のような愛そのものだと思いませんか? あなたの意志を最優先に、あなたのしたい事をさせてくれる。あなたが色んな経験の中から豊かな感性が生まれていく事、それが宇宙に対してのギフトであることも知っている。だから待っているのです。あなたが聴いてくれる時、あなたと本当の意味で共に生きていく時を。  わたしが初めて身体や心の声を聴いた時、それがわかりました。ああ、あの時も、この時も、ずっと待っていてくれたんだ、ずっとそこで、わたしと共にいて見守ってくれていたんだって、その愛に涙したのを思い出します。わたしがどんな状態で身体に接していても身体はわたしにただ、黙ってついてきてくれていたこと。本当にもう、限界の時には病気と言う形のサインを出して知らせてくれていた事。  それすらも疎ましく、「なんでこんな時に」とうんざりしながら身体に文句を言う。  本当にわがままで傲慢なわたしと言うエゴをただ見守ってくれていた心と身体に対して、本当に感謝と恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。  そんなわたしでも8年前に出会った、ヨガとアーユルヴェーダを学び、実践した事で気づきがあり、きちんと身体と心に向き合うチャンスがあり、変わり始めることができました。

登録日:2023/06/11

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